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「切れ毛が拡大してきてやばい」
「切れ毛を改善するにはどうするべきか」とお悩みではないですか?
切れ毛が増えると髪のツヤが失われてパサついて見えたり、セットも上手くいかなかったりとデメリットが多いですよね。
いやな切れ毛が増えた場合、どうすればきれいな髪を取り戻せるのでしょうか。
結論、切れ毛がやばいときは痛んだ毛先はカットし、さらに拡大しないようにトリートメントで予防することが1番です。
今回は、切れ毛が起こる原因や予防方法について紹介します。
やばい?切れ毛拡大の原因とは?
切れ毛が起こる主な原因は、髪の表面にあるキューティクルがダメージを受けることです。
キューティクルを損傷し、切れ毛に繋げる原因を「外的要因と内的要因」のふたつに分けて解説します。
髪の毛の組織は内部から順番にメデュラ、コルテックス、キューティクルという3層構造です。
一番表面にあるキューティクルはうろこのように5~6枚重なっており、内部組織や外部からの刺激を守る役割があります。
キューティクルが損傷し、毛髪内部の水分や栄養が流れ出すことで枝毛や切れ毛となります。
参考:髪の基礎知識vol.5
切れ毛の外的要因は主に以下の3つです。
- 熱によるダメージ
- カラーやパーマ
- 過度な洗髪やブラッシング
それぞれ詳しく解説します。
切れ毛の外的要因のひとつは、熱によるダメージです。
髪の8割はタンパク質でできているため熱に弱く、ドライヤーやアイロンの熱によってタンパク質が壊されます。
タンパク質が壊され、髪のダメージが蓄積することでキューティクルが損傷し、切れ毛となるのです。
切れ毛がやばいときは、アイロンは150度前後の低温で使用し、ドライヤーも髪から離すことを意識しましょう。
切れ毛の原因となるのが、カラーやパーマで使う薬剤の成分です。
薬剤の影響でダメージを受け、髪内部の栄養が流れ出し、内部に空洞ができることで切れ毛に繋がります。
とくに明るめのカラーや縮毛矯正は強い薬剤を用いており、繰り返し行うと髪へのダメージが大きいです。
切れ毛がやばいときは、カラーやパーマの頻度を見直しましょう。
過度な洗髪やブラッシングは、切れ毛を拡大させる要因です。
髪が濡れているときは、キューティクルが開いている状態のため、髪の毛が最も弱い状態です。
濡れている状態でゴシゴシと擦って摩擦を加えることがダメージとなり、切れ毛に繋がります。
タオルドライをするときも摩擦を加えないよう優しく行いましょう。
切れ毛の内的要因は以下の3つです。
- 栄養不足や偏り
- ホルモンバランスの乱れ
- 睡眠不足
それぞれ詳しく解説します。
切れ毛の内的要因として、栄養不足があります。
髪の主成分はタンパク質でできているため、栄養不足になると髪の毛まで栄養が行き届きません。
栄養が不足することで髪がパサつき、切れ毛へと繋がります。
髪に大切な栄養素と役割、代表的な食べ物を以下の表にまとめました。
栄養素 | 役割 | 主な食材 |
---|---|---|
タンパク質 | ハリとコシを与える | 乳製品・肉類・卵・大豆類 |
ビタミン | 抜け毛や白髪の予防 | 緑黄色野菜・魚類・アーモンド |
食事制限ダイエットは栄養不足に注意しましょう。
ホルモンバランスが乱れることも、切れ毛の内的要因のひとつです。
女性ホルモンには、髪にうるおいやハリを与える役目があります。
ホルモンバランスが崩れる妊娠中や生理中などはダメージを受けやすく、切れ毛が起こりやすい時期です。
切れ毛のほかにも、うねりが出るなどの髪質の変化が起こる場合もあります。
切れ毛の内的要因のひとつは睡眠不足です。
睡眠不足になると体中の血管が収縮し、頭皮まで流れる血液が不足します。
毛根まで栄養分が届かず、切れ毛や抜け毛、白髪に繋がります。
また、睡眠不足はホルモンバランスにも影響するため注意が必要です。
規則正しい生活に気をつけましょう。
やばいから脱出!切れ毛拡大の対処方法
やばい切れ毛から回避するためには、切れ毛のカットとサロンでの髪質改善の施術がおすすめです。
ダメージを放置すると、さらに切れ毛が拡大してしまうため、早めに対処することが重要です。
切れ毛の対処方法について順番に解説します。
切れ毛に繋がる、ダメージを受けた毛先はカットしましょう。
髪の毛が一度切れてしまうと、トリートメントまとまりを良くできても、完全に回復することはありません。
ダメージを受けている部分は放置せずにカットし、根本から中間の髪の切れ毛予防が大切です。
美容室によっては「枝毛カット」や「メンテナンスカット」のメニューがあります。
長さを変えたくない場合でも、毛先のカットは定期的に行いましょう。
美容室でトリートメントの施術もおすすめです。
髪質改善に力を入れているサロンでは、栄養を補給するトリートメントのメニューが豊富にあります。
痛んだ毛先はカットし、保湿トリートメントを行うことでより美髪へ近づけます。
また、縮毛矯正の仕上がりはきれいに見えますが薬剤が強いため、切れ毛が気になる場合は避けましょう。
切れ毛を拡大させない予防方法
切れ毛を拡大させないための予防方法は以下の3つです。
- ヘアケアの見直し
- 生活習慣の改善
- 必ず乾かして寝る
それぞれ詳しく解説します。
切れ毛を拡大させないためにも、ヘアケアを見直して予防しましょう。
シャンプーの洗浄力が強すぎるとダメージに繋がるため、髪に優しいアミノ酸や弱酸性のシャンプーがおすすめです。
シャンプーに使われる主な洗浄成分と特徴は以下のとおりです。
高級アルコール系 | 洗浄力も高く、頭皮への刺激も強い |
せっけん系 | 洗浄力は高いが、環境にやさしい成分 |
アミノ酸・弱酸性 | マイルドな洗浄力で低刺激 |
洗浄力が高いと泡立ちも良くさっぱりしますが、切れ毛が気になる場合は刺激となるため避けましょう。
オイルやミルクの洗い流さないトリートメントも使用し、髪を保護することが大切です。
切れ毛を予防するためには以下のことを意識し、生活習慣を改善しましょう。
- 良質な睡眠をとる
- バランスの良い食事を意識する
- できるだけストレスをなくる
- 適度な運動
身体にとっていいことは、髪にとっても良いことばかりです。
規則正しい生活、バランスの取れた食事で切れ毛の悩みは軽減できます。
お風呂のあとは、髪を濡れたまま放置せずに必ず乾かしましょう。
髪は濡れているときが1番外的刺激に弱く、とてもデリケートな状態です。
さらに寝返りなどで枕との摩擦が起きてしまうと、一気に切れ毛が進みます。
タオルドライも優しく包み込むようにして、根本から毛先までしっかり乾かすことが大切です。
まとめ
- 切れ毛が起こる原因はキューティクルの損傷で、外的要因と内的要因に分かれる
- 切れた毛先は回復しないため、毛先のカットや予防が大切
切れ毛がやばいとお悩みのときは、さらにダメージを拡大させないように丁寧にケアを行い、生活習慣への意識が大切です。
痛んだ毛先は放置せずにカットし、トリートメントで予防することが美髪への近道ですね。
忙しくてなかなかケアの時間が取れない!という方は、髪が濡れたままの状態で寝ることだけは避けましょう。
切れ毛を発見するとショックを受けますが、すこしの意識で拡大防止が可能です。
やばい切れ毛から脱出し、美髪を目指しましょう。